2006-07年度 関原 亨司『地域に根差した真心の奉仕』

2006-2007 theme
地域に根差した真心の奉仕

2006~07年度国際ロータリー
第2800地区ガバナー

関原 亨司

地域に根差した真心の奉仕

国際ロータリー第2800地区56クラブの会長・幹事の皆さんに、年度初めに当たり一言ご挨拶を申しあげます。

ノミニーを拝命してからまだまだ時間があるし、ゆっくり知恵を絞りながら計画を立てればいいのかなと思っていましたが、あっという間に年度の入りました。皆さんご承知の通り、私は何の取り柄も無い人間です。財産があるでもなし、学歴もなし、浅学非才の言葉さえ当てはまらない者です。見分不相応の上、ガバナーとしてh馴染まない者と思っていましたが縁あってお引き受けする事になりました。お引受けした以上は、ホストクラブの酒田クラブと一丸となり、ご推薦して戴いた方々及び第2800地区の皆さんのご期待に添えるように率先して、初期の目標に向け前進して参りたいと考えています。

2月16日から一週間アメリカ、カリフォルニア州サンディエゴでの国際協議会に参加して参りました。168ヶ国、530地区のガバナーエレクトとその令夫人、それにRI理事、役員合わせて1,200~300名位のロータリアンが一同に会する全体会議は圧巻そのものでした。そんな中で、RIテーマの「率先しよう」がウィリアムB.ボイド会長から発表になった瞬間は、内心ほっとしました。我々には、聞きなれた言葉だと感じたからです。しかし次の瞬間、2800地区の代表として、事の重大さを身に持って感じ、精進することを自分に誓った一瞬でした。RIテーマの「率先しよう」の趣旨について、ボイド会長は次のように言っていました。

人の気持ちを高め、そして実用的な何かが欲しいと思いました。また、ロータリーが主な国際的期間や私達の地域社会からより一層評価され、指導力を発揮するようなアイディアはないだろうか、と考え続けていました。この考えが私をこのテーマへと導いたのです。 「Lead the Way」の背後にあるアイディアは一つの団体として、そして私達全てのクラブとして、ロータリーを喚起する事であり、私達の地域社会や世界が直面する問題に、指導力を発揮するという課題を引き受けようという事です。この一年間ロータリーの強みをどう使い、どのように係わっていくかについて焦点を当てる為のものです。私はロータリアン達が「Lead the Way」を受け入れて欲しいと思います。

二度とないであろう人生のいい経験をさせて戴きました。この貴重な経験を機会がある毎に紹介できればと思っています。
ロータリーは言うまでもなく、国際ロータリーでも日本のロータリーでも、地区の、又ブロックのロータリーではありません。貴方のクラブがロータリーの基本であり、基盤なのです。ですから貴方のクラブにとって一番大切で重要なことを、又、一番弱点は何かを探し出して下さい。会員全員参加のクラブ協議会を開き、討議してくださいませんか。クラブの進む道がこのままで正しいのか、ニーズの風に順応しているのか等々、いい事も、そうでない事も、方向が見えてきたら力を合わせて率先して実践してください。石黒直前年度に引き続き「クラブの棚卸」です。そして地区目標、「地域に根差した真心の奉仕」で「向こう三軒両隣り」に気を使ってください。「灯台もと暗し」、きっと何かが見つかる事でしょう。

二世紀目に入ったロータリーが、成長し続けることができるのかどうか、貴方のクラブが鍵です。会員全員で話合い、知恵を出したいものです。地域と共に生かされている我々ロータリアンは、この地域にとって無くてならない者になっているでしょうか。「超我の奉仕」「自己研鑽の奉仕」「利己と利他との調和」などを通して、「地域に根差した真心の奉仕」を実践しましょう。

職業人として、事業の成功に取り組む全てのロータリアンとして、あらゆる仕事の根幹には、「倫理観」や「使命感」が欠かせません。最近あらゆる方面で発生している事業不祥事や倫理観の欠如が問題になっており、職業倫理の推進こそ急がねばなりません。

健康体を維持する一つにビタミンは不可欠です。そのビタミンが少なければ偏重をきたすし、逆に多ければはじき出され無駄になります。多くの仲間から大切なビタミンR(RはロータリーのR)を補給され、「自己研鑽」で期待に応えられる健康なロータリーを目指したいものです。

RI会長テーマ 「率先しようLead The Way

  1. 識字率の向上
  2. 水保全
  3. 保険と飢餓
  4. ロータリー家族会員増強(各クラブ純増1名)

地域目標「地域に根差した真心の奉仕」

  1. クラブ基盤の確立
    • 退会防止~会員増強~クラブ拡大
    • ロータリーファミリーの充実
    • 地域の皆さんとの係わりよ交流促進
  2. C・L・P(クラブ・リーダーシップ・プラン)取組の研究
    • 会員基盤を維持、拡大する
    • 効果のある奉仕プロジェクトを実施する
    • ロータリー財団を支援する
    • クラブ会員を超えた指導者を育成する〈四大奉仕部門〉
  3. 若い世代への貢献の為のプログラム充実(継続事業)
    • 青少年交換プログラムの発展
    • 財団奨学生への期待とその活用
    • GSE受入体制への対応(全ブロックでの歓迎)
    • インターアクト、ローターアクト、ライラへの支援
    • 米山奨学生への支援
  4. クラブの棚卸し
    • 身の丈に合ったクラブ運営(会員数、年会費、委員会活動、会員の要望、クラブ細則等)
    • 中期、長期のクラブ目標の設定