2008-2009 theme
夢をかたちに
2008~09年度国際ロータリー
第2800地区ガバナー
武田和夫
ロータリーをご存知ですか
ロータリーは100年以上前、アメリカのシカゴで一人の独身青年弁護士が、一人で食事をするより仲間と話し合いながら楽しくしようと、友人の事務所を持ち回りで親睦会を始めたのが始まりです。最初は4人でしたが職業が全員違っていましたので、ライバル意識無しに心を割って話すことが出来ました。
当時は金儲け全盛時代でしたが、正直な仕事をしよう、職業倫理を高めよう、お客のこと他人のことを思いやる、それが最後には最もよいことだとなりました。賛同する仲間も増え、1業種1会員の原則で何でも話し合え、お互いに助け合える友人の仲間の集まりが広がっていきました。
当時のシカゴには公衆便所がなく、女性も外では飲食店やお店の便所を使わざるを得ませんでした。ロータリーの人たちがお金を集め市に働きかけ、公衆便所第1号を作りました。これがロータリーの社会奉仕の始まりです。
世界から悲惨なポリオを無くそうと、1985年以来ロータリーが火付け役となって、WHO、ユニセフや各国機関と協力して、ロータリーは6億5千万ドルの寄付を募り、122カ国20億人の子供に、ロータリーのボランティアがワクチンを投与して来ました。現在ポリオの流行国は4カ国のみです。これをゼロにすべくさらに1億ドルの寄付を募集しています。
また世界の子供達がお互いの生活を知り理解することは世界平和に役立つと、ロータリーが身元保証をし、毎年7千人以上の高校生が1年間の外国でホームステイをしています。
世界の子供に健康を,きれいな水を、読み書きを覚えよう、これがロータリーの今年のテーマ「夢をかたちに」です。
ロータリーはお互いの親睦を深めながら、職業倫理を高め、社会に貢献し、世界平和を目指す団体です。ロータリーの活動はお金持ちの道楽ではありません。ぜひご理解ください。