2016-2017 theme
ロータリーの意義・魅力の再発見と
奉仕・友情・自己研鑽の実践を
2016~17年度国際ロータリー
第2800地区ガバナー
長谷川 憲治
(山形ロータリークラブ)
1905年シカゴにロータリークラブが誕生し、今年で111年目を迎える訳ですが、順調に発展・拡大を続けてくる事が出来たのは、当初の理念の正しさとロータリーが本質的に備える魅力や意義の反映だと思います。
しかし半面、近年は多くの問題も浮き彫りになってきております。特にクラブ数・会員数の減少は深刻な問題です。当2800地区でもピーク時に比べ、クラブ数は▲7クラブ(▲12.3%)、会員数は▲877名(▲34.5%)と大幅に減少しております。経済環境の厳しさ等理由は色々有りましょうが、より一層重大だと思えるのは「ロータリーに魅力を感じない」「ロータリアンでいる事に意義を見出せない」等の声も聞こえる事であります。
それでは、ロータリーは意義や魅力や存在価値を失ったのでしょうか?私は、そうは思いません。間違いなくロータリーは、世界的に意義ある活動を続け「世界のために良い事をしてきた」素晴らしい団体だと思います。ポリオ撲滅運動しかり、世界各国・各地への貢献しかり、米山奨学生制度しかり・・であります。
更に、その様な意義ある活動に加え、ロータリーには地区内外を問わず真のロータリアンと呼べる高潔で高い倫理性をお持ちの素晴らしいメンバーが数多く居られます。そんな方々と大会や例会、セミナーや事業の実践等を通じ、交流や友情が生まれ、刺激を受けモチベーションが上がり、自己研鑽を図る事も出来ます。つまり、一口で申し上げるなら、ロータリーほど良きメンバーに恵まれ、奉仕と友情と自己研鑽を同時に実現出来る団体は他に無いのではないでしょうか。酒井直前ガバナーも述べておられる通り、スタンドからグランドへ降りて真摯にロータリー活動に取り組んで頂けたら、その意義や魅力を再発見して頂けるのではないかと思います。
現に、私がそうであります。5年前までの私は、ロータリーの何たるかも、意義も魅力も分からない普通の会員でした。しかし、5年前にクラブ幹事、以来副会長、会長エレクト、そして会長と同時にガバナーノミニー、ガバナーエレクトと立て続けに要職を拝命し、自分なりにロータリーを勉強し、地区内外の多くの大会やセミナーや行事、委員会活動等へ参加してきました。その結果今では、ロータリーが実に素晴らしい団体であり、その会員として行動する事が多くの価値をもたらしてくれる事を知りました。ロータリーには崇高な哲学と素晴らしい実践の歴史が有ります。是非、その良さを再発見して頂ければと思います。
今年1月の国際協議会に出席し、私は改めてロータリーは実に素晴らしい団体で、本当に「世界のために良い事をしてきた」世界に誇れる団体だという事を再認識・再確認して来ました。その結果、恥ずかしながら初めてロータリアンでいる事に誇りを感じております。と同時に、是非地区内の皆さんにも同じような認識と誇りを持って頂きたいものだと思っております。そして、胸を張って「私はロータリアンです。ロータリーは世界のために、こんな良い事をしています。だから貴方もロータリークラブに入りませんか?」と言って頂けるような地区にしたいものだと願っております。ロータリーには新しい出会いが有り、新しい感動が有り、新しい満足が有ります。是非、真摯にロータリー活動に取り組んで頂き、その素晴らしさを実感して頂ければと思います。
そして、世界のために良い事をしてきたロータリーの良き伝統を引き継ぎ、真摯にロータリー活動に取り組み、ロータリーの意義・魅力を再発見して頂き、奉仕・友情・自己研鑽を同時に実現出来る価値あるロータリーライフを送られますよう、心から念願しております。又、各クラブが益々活発で有意義な運営をされますよう、地区としてお手伝いをして参りたいと考えております。そんな想いで今年度へ臨みたいと考えておりますので、宜しくご理解とご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
具体的目標
1. 例会の充実
2. 会員の増強と育成
3. ロータリーのイメージ向上
4. 各種行事への積極的参加の推進”クラブから外へ出てみよう”
5. 財団と米山奨学会への寄付の推進と啓蒙
6. 奉仕活動の更なる充実
数値目標
1. 各クラブ1人の会員数純増、年度末で1,700名を目指す(’16.4.30現 在1,662名、あと38名の純増)
2. 財団への寄付 150$/人(財団創設100周年で、池田パストガバナーがロータリー財団地域コーディネーターを務められる今年度こそ達成を!)
3.米山奨学会への寄付 15,000円/人
長谷川 憲治 プロフィール
山形ロータリークラブ 所属
1946年10月15日 生
〒992-0053 山形市緑町一丁目1-10
023(622)2008
023(622)2008
1955年 山形県立米沢興譲館高等学校 卒業
1969年 慶應義塾大学 経済学部 卒業
1969~1974 松下電器産業(株)(現パナソニック)
1974~1988 (株)マルタニ(1977~1988代表取締役)
1988~ (株)殖産銀行(現きらやか銀行)
(2000~2008代表取締役頭取、2008~相談役)
1984 (社)山形青年会議所 理事長
1995~ (公財)山形美術館(1995~2010理事、2010~監事)
1995~ (公財)エンドー学事振興会理事
2003~ (社福)山形いのちの電話(2003~評議員、2012~理事兼務)
2003~ (学)冨澤学園理事
2005~ (公財)蟹仙洞理事
1986~1997 山形ロータリークラブ
1997 酒田中央ロータリークラブ
2001~ 山形ロータリークラブ
2011~2012 山形ロータリークラブ幹事
2014~2015 山形ロータリークラブ会長
マルチプル・ポール・ハリス・フェロー
米山功労者マルチプル