2024-2025 theme
ロータリーにもっと誇りを そして学び
DEIの心を持って行動実践しよう
2024-2025年度国際ロータリー
第2800地区ガバナー
芳賀 康雄(はが やすお)
白鷹ロータリークラブ
ロータリーは今年で119年目を迎えます。1905年シカゴで弁護士を開業していたポールハリスが、38才の時3人の仲間とロータリークラブを立ち上げたのが始まりです。当時のアメリカは大不景気にありシカゴも異常な程の不景気の中にあって、失業者が溢れ、市内の商店は半数が店を閉め、アパートの多くが空き家となり不正と汚職が堂々とまかり通っていたと言われています。このような状況下でロータリークラブは誕生しました。
ハリスのアイデアで、一業種1名の会員からなる相互扶助を目的に入れたロータリークラブは新鮮で魅力があり、シカゴの事業家に受け入れられ瞬く間に全米に広がっていきました。5年後の1910年、全米ロータリークラブ連合会が結成されるまでとなりました。当時の新聞(ヒューストン・クロニクル紙)は、ポールハリスとロータリー運動を次の様に紹介しています。「彼が組織したのは奇妙な団体で、会員はその団体から何も得ないどころか、善を行うと言う特権を手にするために会費を払うのである」当時の常識から見れば、一般の人達には奇妙に写った事でしょう。真に名言です。
さて、ロータリークラブについて米山梅吉さんは「ロータリークラブは、奉仕クラブではない。ロータリークラブというのは親睦団体である。異業種の知恵を集めて相和する親睦団体である。その親睦の一義は自己研鑽である。肩の凝らない親睦の中で自分を再発見し、創造的に自分を作り直して行くのである。そしてその親睦のエネルギーを、ロータリーを出た次の瞬間から、己の習熟度に応じて社会への感謝のエネルギーとして社会に放出して行くのである。それがロータリーの実働である。」と述べています。私はこの教えを大切にしたい。
ロータリアンは、自分のインテリジェンスを出発点とします。例会に出たとき他のロータリアンのインテリジェンスと信頼の中に、さらに良質な信頼関係が出来上がって、自己研鑽の実が出来上がっていくことになります。その自己研鑽の親睦活動が奉仕の心を育む母体なのではないでしょうか。
ロータリーに誇りをもとう
ロータリーのバッジを常に着用し、ロータリアンとしての矜恃を持つ事が大切である。ひいては公共イメージアップに繋がる。是非、日常業務・生活でのバッチ着用を心がけよう
ロータリーを学ぼう
ロータリアン一人ひとりがロータリーを学び得意分野をつくろう。ロータリーを学ぶ事は奉仕の心を醸成してくれありがたい。しかしあまりにも範囲が広い、まずは自分の好きな分野を極めエキスパートになろう「入りて学び、出でて奉仕せよ」である。パソコン等ができる人はMy ROTARY(マイ ロータリー)へ登録を。また、第2800地区ホームページの「ロータリーを学ぶ」を活用しよう。更に、ロータリー文庫には先輩が残してくれた貴重な資料が沢山ある。活用しよう。
ロータリー文庫
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ロータリーの基本理念 (2022年手続要覧)ロータリー文庫より
○ 国際ロータリーの標語
「超我の奉仕」「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」
○ 国際ロータリーの使命
○ ロータリー財団の使命
○ 中核的価値観(国際ロータリーの中核的価値観)
○ DEIへのロータリーのコミットメント
○ 四つのテスト
○ 青少年と接する際の行動規範に関する声明
○ 社会奉仕に関する1923年の声明
○ 社会奉仕に関する声明 (1992年規定審議会採択)
○ ロータリーの目的
○ 五大奉仕部門
ロータリーの目的を覚えよう
各セミナーをはじめ各機関誌の巻頭を飾るロータリーの目的は、ロータリー運動の中核をなす最も大事な基本理念である。近年斉唱される事が少なくなり寂しい気がする。各クラブ例会で毎回斉唱し暗唱し体得しよう。さすれば、ロータリーの崇高な思想が見えてくる。
ロータリーの目的
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある:
第1
知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること;
第2
職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること;
第3
ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること;
第4
奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること;
第2800地区ホームページ「ロータリーを学ぶ」より、「What is Rotary ?:ロータリアンの木」参照(鈴木一作PDG文責)
ロータリーは進化しなければならい(DEIの精神)
ロータリークラブは創立以来先人たちの努力により発展進化してきた。
しかし、当時の社会情勢と比較できない程世界は変化してきている。そのためRI理事会は2015年、次の事に同意した。
(1) ロータリーは時代に追いついて行かなければならない。
(2) そして時代に適応しなければならない。
(3) 将来への備えができていなければならない。
さて、我がクラブはどうであろうか、検証してみよう。そして変化に対応できるクラブをつくろう。
芳賀 康雄 プロフィール
白鷹ロータリークラブ所属
1944年(昭和19年)9月5日
有限会社十王調剤薬局 代表取締役
1963年3月 山形県立米沢興譲館高校 卒業
1967年3月 山形大学教育学部 卒業
1967年4月 山形県立高校教員 採用
2003年3月 山形大学教育学部 卒業
2003年4月 有限会社十王調剤薬局 開局
2005年1月 白鷹ロータリークラブ 入会
2007年4月 第6ブロックIM大会実行委員会事務局長
2007年-2008年 白鷹ロータリークラブ 幹事
2010年-2011年 米山奨学生カウンセラー
2011年-2012年 白鷹ロータリークラブ 会長
2012年-2013年 白鷹ロータリークラブ 会長
2015年5月 クラブ50周年事業実行委員会事務局長
2015年-2016年 第6ブロックガバナー補佐
2018年5月 第6ブロックIM大会実行委員会実行委員長
2020年-2022年 地区会員増強小委員会委員長
2022年-2023年 第6グループガバナー補佐
ポール・ハリス・ソサエティ メンバー
ポリオプラス・ソサエティ メンバー